雑記

「なぜ勉強しなければならないか」を収入の観点で考える

2021年1月6日

人は幼い頃から勉強することを強いられる。誰しも「なぜ勉強しなければならないのか?」を一度は考えたことがあると思う。

今回は勉強しなければならない理由を収入の観点から考えてみる。

 

目次

 

まず「勉強しないとどうなるか」を考えてみる

「なぜ~しなければならないのか?」という形式の質問には「ではしないとどうなるか?」を考えてみると良い(持論)。

勉強をしないとどうなるか…。日本の義務教育は中学校までなので、高校・大学へは進学しないという選択肢を取ることになるだろう。ということで進学の有無でどのような差が出るのかを調べてみた。

 

学歴による年収の差

調べてみると、厚生労働省が平成29年に賃金についての統計調査(平成29年賃金構造基本統計調査)を行っていることが分かった。調査対象は以下の通りだ。

  • 地域 → 日本全国
  • 産業 → 日本標準産業分類に基づく16大産業
  • 事業所 → 5人以上の常用労働者を雇用する民営事業所…を対象とし…一定の方法で抽出した78248事業所

ちなみに芸能関連やプロスポーツ関連は16大産業の娯楽業に入るようなので、調査対象に入っている可能性はある(実際に調査されたかどうかは分からなかった)。

ということで年収の差は以下の通りだ。

引用元:平成29年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)

男性のデータに着目してみる。50歳時点での年収の差は大学・大学院卒が約530万円、高校卒は約351万円と、約200万円の差が付いている。大きな差があるのだろうとは思っていたがものすごい差だ…。

また見た目で分かると思うが、大学・大学院卒と高校卒だとグラフの傾きも全く違う。大学・大学院卒は年齢の上昇とともに賃金が着実に上っているが、それと比べると高校卒の賃金の伸びはかなり鈍い。こうなる要因は調査結果に書いてはいなかったが、大学・大学院卒は昇進機会が多いためそれに伴って年収が上がっていくが、高校卒は中々昇進できないため賃金の伸びも鈍くなる、といった差を表しているのだろう。

この年収の差を生涯に渡って合計すると約8000万円の差となる。高卒は大卒より4年も早く社会に出るのに、定年時には8000万円の差を付けられることになってしまうのだ。

ただ、8000万円の差と聞いてもピンと来ない。なので、次は日常で使えるお金がどれだけ変わってくるのかを計算してみようと思う。

 

日常で使えるお金がどれだけ変わるか

上で示した年収データを元に、40歳の共働き夫婦(子供が2人の想定)ではどれだけ使えるお金があるかを学歴別で計算してみる。

まず40歳大卒の平均年収は男性が約400万円、女性が約320万円なので、ボーナスが年2回各2ヶ月分とすると、月給はそれぞれ25万円、20万円となる。

40歳高卒の平均年収は男性が約300万円、女性が約200万円なので、月給はそれぞれ18.75万円、12.5万円となる。

上記の値から手取り額を概算、一般的な生活費を差し引いて、どれだけお金が残るか計算してみる。

一般的な生活費は以下のようにした。交通費を3万としているが、これは車を1台持っているという想定にしている。

※あくまで大雑把な計算なので多少の疑問には目をつぶってほしい

家賃 水道

光熱

食費 交通

通信

教育

日用

雑貨

美容

服飾

保険

合計
100000 15000 40000 30000 20000 30000 10000 15000 20000 280000

上記の生活費を手取り額の概算から差し引くと以下のようになる。

年齢と学歴 平均月収

(合計)

手取り概算 生活費 手取り

-生活費

40歳大卒夫婦 450000 380000 280000 100000
40歳高卒夫婦 312500 270000 280000 -10000

40歳大卒夫婦は10万円の余裕があるので、お小遣いに回す、子供に習い事をさせる、貯金に回すなどの使い方ができるだろう。

それに対し40歳高卒夫婦は赤字になってしまった。食費や日用雑貨費を削るのは厳しいだろう。なら削るのは家賃や交通費、教育費といったところか。つまり黒字にするには、住居のレベルを落とす、車を持つのを諦める、子どもの教育費を削るなどしなければならない

また、上記の生活費にはお小遣いや娯楽費などを含めていない。赤字ではこういったものにお金を回すのも厳しくなるだろう。早い話が子供にゲームを買えない家庭になる。

 

まとめ

まとめると

  • 大卒夫婦と高卒夫婦の手取りの差は40歳時点で約10万円
  • 高卒夫婦は標準レベルの生活だと赤字になるので生活レベルを落とさなければならない
  • 具体的には、住居のレベルを落とす、車を持たない、娯楽にお金を割かない(子供にゲームを買わない)など

なので、幸せな暮らしをしたいのなら勉強をして大学を出て収入を高めるべき(なんか当たり前の結論になってしまった)。

とまあ少し厳し目の口調で語ってみたが、あくまで高卒同士で結婚するとこうなるかもしれないという仮定の話でしかない。

個人的にはこのような「勉強しないとどうなるか」を「将来的に何が買えなくなるか」のような日常レベルの話に落としこんで話せば、勉強しない子どもたちも多少は話を聞いてくれるのではないか…と思うのだがどうだろうか。所詮は幻想に過ぎないか…?

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