プロ野球

【プロ野球】セ・リーグは本当にパ・リーグより弱いのか?

2020年12月11日

野球ボール

2020年の日本シリーズは、2019年と同じくソフトバンクと巨人の対戦だった。巨人が1,2勝くらいはするだろうと各解説者は予想していたが、結果はソフトバンクの4連勝だった。これで日本シリーズはパ・リーグが8年連続日本一となり、通算でもパ・リーグが36勝35敗と勝ち越した。

毎年交流戦の時期にも言われることだが、パ・リーグの方がセ・リーグよりも強い。でもこれは本当なのだろうか?パ・リーグが強いのではなく、ただ単にソフトバンクが強すぎるだけではないだろうか?

ということで過去の交流戦のデータから検証してみた。

 

目次

 

直近10年の交流戦成績

まず直近10年間(2010年~2019年)における交流戦戦績を調べた。NPBの公式サイトにバックナンバーという形で戦績が記載されているので、それを参考にした。

年度 パ・リーグ勝数 セ・リーグ勝数 引分
2010 81 59 4
2011 78 57 9
2012 67 66 11
2013 80 60 4
2014 71 70 3
2015 61 44 3
2016 60 47 1
2017 56 51 1
2018 59 48 1
2019 58 46 4

とまあ、過去10年間では全てパ・リーグが勝ち越している。ちなみにセ・リーグが勝ち越したのは、交流戦15回の歴史の中で2009年の1回だけだ(なおそのときの戦績はセの70勝67敗1分けでけっこうギリギリである)。

ただこの結果はあくまでパ・リーグが全体として勝ち越しているだけで、必ずしもセ・リーグが実力で劣るというデータでは無いと考える。パ・リーグのある球団が突出して強い、もしくはセ・リーグのある球団が突出して弱い場合にも同じような結果になるからだ。

例えばソフトバンクが突出して強く、貯金を荒稼ぎした場合、他の11球団の実力が拮抗していたとしても、通算ではパ・リーグが勝ち越すという結果になることは容易に想像できると思う。

そこで、球団別の戦績について調べてみた。

 

 

球団別の交流戦成績

これについてもNPB公式サイト記載の勝敗表を参考にし、直近5年(2015年~2019年)のデータについて集計した。なお直近5年の交流戦は各年18試合ずつで、合計90試合の戦績である。
※集計が大変だったので、5年分で妥協しました。許してください。

順位 リーグ 球団 引分 勝率
1 SB 59 28 3 67.1%
2 西武 49 38 3 56.3%
3 日ハム 48 40 2 54.5%
4 オリ 45 43 2 51.1%
5 楽天 46 44 0 51.1%
6 ロッテ 45 45 0 50.0%
7 阪神 43 44 3 49.4%
8 巨人 43 47 0 47.8%
9 広島 42 46 2 47.7%
10 ヤク 37 51 2 42.0%
11 横浜 37 51 2 42.0%
12 中日 36 53 1 40.4%

という訳で球団別の戦績を見てみたのだが、パ・リーグは全チームが勝ち越しという圧倒的な結果であった。2015年以降Bクラスが続いているオリックスでさえ交流戦では勝ち越している。

この結果を見るとパ・リーグの方が強いと認めざるを得なさそうだ。だがソフトバンクの強さが際立っているため、球団別の相性を見ると「ほらやっぱりソフトバンクが強いだけだよね」ということになるかもしれない。

そんな淡い期待を抱きつつ、球団別の相性についても細かく見ていくことにした。

 

球団別の相性

これについてもNPB公式サイト記載の勝敗表を参考にし、直近5年(2015年~2019年)のデータについて集計した。

パ・リーグ側が勝ち越している場合、赤マーカーセ・リーグ側が勝ち越している場合、青マーカーを引いている。

※表中の数字は【パの勝数-セの勝数-引分数】という順で記載

パ勝-セ勝-引分 巨人 ヤクルト 横浜 中日 阪神 広島
日ハム 8-7-0 8-6-1 9-6-0 8-7-0 6-9-0 9-5-1
楽天 9-6-0 7-8-0 9-6-0 10-5-0 4-11-0 7-8-0
ロッテ 6-9-0 8-7-0 6-9-0 8-7-0 8-7-0 9-6-0
西武 8-7-0 8-6-1 9-5-0 9-5-1 8-7-0 7-8-0
オリ 6-9-0 10-5-0 7-8-0 8-7-0 8-5-0 6-9-0
SB 10-5-0 10-5-0 11-3-1 10-5-0 10-4-1 8-6-1

表の中身がほぼ赤マーカーになっていることから分かる通り、やはりパ・リーグのほとんどの球団が勝ち越していた。

確かにソフトバンクの強さが際立ってはいるのだが、ソフトバンク一強というわけではなく、セ・リーグはほぼ満遍なくパ・リーグのチームに負け越している、ということがはっきりと分かってしまった…。

ただ、広島はそこまでソフトバンクにもボコされてはおらず、パの3チームに勝ち越しているあたり、3連覇は伊達ではなかったことが伺える。あと阪神が日ハム・楽天の北方2チームに何故か強いということも分かった。

 

結論

  • ソフトバンク1強というわけではなく、パ・リーグは全チームが勝ち越している
  • やはりセ・リーグの方が弱いという結果になってしまった

ではなぜこのような結果になってしまうのか、ということについては、DH制度やドラフトも含めた上で別の機会にまた調べようと思う。

-プロ野球

© 2021 ノノ〆のδ線 Powered by AFFINGER5